ワンピースカードに投資した方がいいのか?
カードゲームはもっぱら一人でデッキを回すぱんなこった(@eDdP7dLQdfsBTV8)です。
今日の話はワンピースカードです。2022.07.08にスタートデッキとブースターパックが発売されて以降ずっと品薄になっています。シャンクスのパラレルが20数万とかの値がついて一時期話題になりました。SNSではへんな投機家もいてみていて飽きません。
私はこのワンピースカードは当初爆死するだろうと高を括っていました。しかし私の浅慮に反して2か月ほどたった今でもまだ人気は続いています。お前もう船降りろ。
そこで今回は、
- ワンピースカードがウケた理由
- 実際に遊んでみた感想
- ワンピースカードに投資するべきか
以上について私なりの考察と感想を交えて解説します。
ワンピースカードがウケた理由
1.カードゲームをしない層や最近カードゲームを始めた層を掴んだ
SNSを見ていると、ワンピースカードを遊んだor遊んでいるという人が普段カードゲームをしないか最近始めたというのをちらほら見かけます。そういう人達は元々ワンピースが好きであるか、ポケカなどからカードを始めたという人が多いです。
つまり、ワンピースカードは原作ファンや新規のカードゲームプレイヤーにウケた可能性があります。ワンピースのファン層は原作の連載期間から20代や30代が多いですが、女性のファンや10代もわりといます。彼らは比較的ライト層に位置づけられており、これまでカードゲームにあまり触れていません。そういう人たちの誘致に成功したのかもしれません。
他のTCGは歴史はありますが、ゲームの複雑さやカードプールの多さなどから新規が参入しづらいという点があります。ポケカを始めた新規層が新たに手を出すTCGとして同じようなファン層をもつワンピースカードがマッチしていたのかもしれません。
2.原作の盛り上がりと発売のタイミング
前述しましたが、原作は現在最終章に突入しています。これまで伏せられてきたワンピースの世界の謎や伏線が続々と解明されてくるでしょう。ワノ国後半からは原作の注目度が一気に上がった印象があります。
また、Adoをメインにした映画の公開やジャンププラスでの原作の無料公開などによって、ユーザーが集中した時に発売できたというタイミングの良さも関係しているのではないでしょうか。
映画の興行収入もすでに140億円を超えており、鬼滅の刃から呪術廻戦につづいたジャンプアニメの勢いという恩恵もあります。ポケカなどが流行り新たなプレイヤーが生まれたことも良かったのだといえます。総じてタイミングがいいという印象です。波に乗ることはビジネスにおいてとても大事だということですね。海賊だけに。
実際の遊んでみた感想
続きまして実際に遊んでみた感想です。
緑キッドと紫カイドウ、赤単ゾロでプレイしました。正直ゲーム性にはあまり期待していなかったのですが、思ったよりそのゲーム部分がしっかりしていました。
ポケカとデュエルマスターズを足した割ったような感じなのですが、他のTCGなどを下地にしてよく作られているという感想です。他のTCGと比べると特に目新しい要素はないのですが、個人的にお?と思ったところがあります。
それは、メインフェイズ中に色々な行動を好きな順番で行えるということです。アンタップフェイズやドローフェイズは共通なのですが、それ以降の攻撃やドンの活用などは好きな順番と回数行えます。
例えば、レストカードを回復→ドロー→ドンを追加(ここまでは全員共通なのですが)
メインフェイズは一切自由です。キャラクターで攻撃したあとに別のキャラクターをプレイしたり、攻撃後にキャラクターの効果を発動させたりなど好きな行動を好きな順番で好きなだけ行えます。ここが他のカードゲームと少し違うかなと思いました。これによってゲームの戦略性が増していると思います。考える要素も増えましたが笑。
この自由さは良かった点ですね。海賊のカードゲームだからかもしれません、違うかも。
あと、原作を知っているとキャラクターのネタを振ってきたりします。プレイした友達はシャンクスをだすたびに「この戦いを終わらせに来た」とか言ってましたし、カイドウに攻撃するたびに大げさに痛がってたりしました。見てるこっちが痛々しかったです。ただ、私も麦わらの一味をKOするたびに「もうお前船降りろ」と言ってました。バカみたいですけど意外とこういうの楽しいんですよね。
まぁそんなこんなで思ったより堅実に設計されているなというのが感想です。とびぬけたシステムはないけれども完成度が高く、競技的には結構長く楽しめそうだと思います。
個人的にいちゃもんをつけるなら、キャラクターの名前だけしか識別の手がかりがないと同名カードの場合に、どのカードのことをいっているのか分からなくなることがあります。たとえば、ローなら緑で5コストのカードが二種類ある場合、名前以外で識別する手段がないということです。固有の能力などがあればいいのですが、、、
ワンピースカードに投資するべきか
ちょっと長くなって申し訳ないのですが、肝心の本題です。
結局ワンピースカードに投資するべきかどうかという話ですが、今の結論としてはプレイするなら楽しいが、投資的には様子見するという感じです。
投資としてネックになるのがやはり原作の進行度です。早ければあと数年で終わってしまうと考えるとその後にカードも売られる可能性が高いと思います。原作の続編は物語の構造上、難しいと思うので今以上にカードの価値が上がる様子が私には思い浮かびません。
逆にプレイする分にはゲーム自体の完成度が高いので全然ありだと思います。原作が続く5.6年はカードもつづくことが考えられるわけで、それまではワイワイと楽しめると思います。1.2年のスパンでみる投機的な面でシングルを購入するというのもまぁアリかなと。
ただ、投資となるとやはり難しいですね。反証があればぜひ教えてください。私自身は現状プレイしてたまにシングルを売買するだけになりそうです。完全に蛇足ですが私はヤマトが好きです。
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